一台で凝集、分離、成分除去が可能な小型凝集分離装置による減容化処理が実現できます!また、減容化によるコスト低減にもつながるろ過装置のご紹介です。
製品仕様 ACT-200
全幅(W) | 850(mm) |
全長(L) | 1380(mm) |
高さ(H) | 1830(mm)※攪拌モーター含む |
処理能力 | 200(L/回) |
攪拌機 | 60(W) |
循環用ポンプ | 42(W) |
電源 | 単相 100(V) |
回転数 | 240(min-1) |
本体重量 | 約200(kg) |
一度に200Lの処理が可能で、コンパクト設計で移動がとても簡単です。攪拌効率がよく、消費電力も大幅に節約できます。操作も容易で簡単に誰でも処理ができます。
各部位説明
凝集分離タンク
廃液を凝集分離。タンク内に廃液を留め、凝集剤を添加・攪拌し、凝集分離を行います。
処理水貯留タンク
固液分解し、分離水を貯留。ろ過マットをセットし、固形分を取り除きタンク内に分離水を貯留します。
成分除去ロカ筒
成分除去・脱色。留タンク内の水を循環させ、成分除去・脱色を行います。
装置による凝集分離状況
凝集前の約200リットルの廃液に対して、凝集処理後の沈澱量は約50リットル。この時点で約75%の減容化になります。
写真のように廃液が分離され、上澄み液と沈殿物に分かれます。脱色もできますので上澄み液は透き通ります。
固液分離状況
この様に凝集分離が簡単に行えます。
沈殿SSが多い場合
沈澱SSが多い場合は図のように土のう袋を2枚にする事で交換なしで分離可能になります。
成分分析
項 目 | COD(Cr) | COD(Mn) | BOD |
---|---|---|---|
処理前原水 | 15,600 | 3,100 | 3,800 |
凝集後処理水 | 540 | 86 | 230 |
循環処理水 1時間後 | 260 | 54 | 74 |
循環処理水 2時間後 | 210 | 42 | 56 |
自然脱水一日後の状況
脱水後の重量について
凝集沈殿後のSS量は50Lでしたが、脱水後の重量は8.5kgとなりました。したがって、全体(200L)の廃棄量は95.7%の減容化が達成できたことになります。